1万4000頭のヌー。
5000頭のシマウマ。
ンゴロンゴロ自然保護区における
動物個体数のNo.1とNo.2である。
ヌー
「ヌーの大群」という言葉があるので多産系かと思いきや、出産は1頭ずつ生まれるとのこと。
数十万頭から百万頭もの大集団で、草と水を求めて1年間に3000kmもの苦難の旅を続ける。
でも、それはセレンゲティやマサイマラなどの国立公園での話し。ここのヌーは大集団と
言えるほど多くないし、大移動もしない。クレーターの内部でヌーたちは一生を終える。
シマウマ
ライオンはシマウマのしま模様に目がくらんで襲う時に目測を誤るという説がある。
でも、実際にはライオンは確信を持ってシマウマを殺すし、
殺されるシマウマの数は生息密度に比例している。
シマウマのしまは視覚的なものか、化学的なものか、結論が出ていない。
「動物大百科 食肉類」 J・キングダン・著 平凡社
競馬好きな人はシマウマのレースを見たいとお思いでしょうが、かなり耐久力で劣るらしい。
馬よりもロバに近い種類で、首を上下に振りながら歩く。鳴き声は犬に似た甲高い声。
ヌーや象、キリンと一緒にいることが多いのは、天敵の発見を容易にするためらしい。
人間の指紋と同じように、シマウマの縞模様は同じものがない。でも、親子は似ているという。
シマウマの後方の白い横線は塩湖マカトゥーの塩が光っているのです。