マサイ族の民話にこのようなものがあります。
「神様は三人兄弟にそれぞれ宝物を持たせて地上に降ろした。
一人目は弓矢、二人目はクワ、三人目のマサイ族の祖先は牛を持って降りた。
地上ではそれぞれ狩猟民、農耕民、遊牧民となって暮らすようになった。」
[35]でンゴロンゴロのことを「人間という動物が住んでいない領域」と書きました。
厳密には間違っています。クレーターの隅っこにマサイ族の部落がひとつあるのです。
でも、上の写真をご覧ください。部落から外輪山の上に向けて1本の道があります。この道は
マサイ族の生活の糧「牛」をクレーターの外に連れ出して草を食べさせるためのものです。
自然保護区に住むマサイ族は随分不便な暮らしをしている遊牧民だなぁとお思いでしょうが…
実は、彼らには副収入があるのです。サファリ客を立ち寄らせ、見学料を得ているのです。
我々が見学した時、朝早かったのですが、ちゃんと盛装した女性コーラスが待機していました。
彼女たちは無伴奏で、ちょっと懐かしさを感じさせてくれる民族音楽を数曲歌ってくれました。
重たいほどのアクセサリーを付けた盛装。でも、彼女たちにとっては普段着みたいなものらしい。
男性ダンスチームが槍を持って垂直にジャンプする独特の踊りと歌を披露してくれた。
子供たちの歌でも踊りでもないチーム。これも観光収入を得るためのものだろうか。
【LOG in BLOG】05.1.1
皆さん、おめでとうございます。いかがですか、New Yearの気分は。
突然ですが、新年より日記を書こうと心に決めました。少しずつでもいいから、身辺に起きたことを記録しておきたいという気分になっているのです。LOGとは日記のことです。このブログのひとつのコーナーとして、LOGさせていただきます。
年末、富山県に行く機会があり、氷見港の寒ブリと紅ズアイガニを買ってきました。広島の親戚からクール宅急便で大晦日に届けてくれた牡蠣(下の写真)。岡山からのイタヤガイの貝柱…例年になく豪華なものが並んでいる。娘の佳織と麻琴が東京から帰省していて賑やかである。少し酔いかけの酋長(あるじ)が言った。「コニャギ(タンザニアの焼酎)を飲みたい」
タンザニア編はまだまだ続きます。最後までお付き合いください。