ツェツェバエに刺され感染した人間は、中枢神経が冒され衰弱し、
眠ったように死んでいくことから、眠り病と恐れられている。
この病気さえ無くなれば、アフリカから飢餓がなくなるとさえ言われている。
「動物のお医者さん」 神戸俊平・著 ポプラ社
マサイ族の乳児死亡率は80%に近いらしい。牛との共同生活、大量に発生するハエ、医療の欠如。
だから、一夫多妻もフリーセックスの制度も種族を絶やさないための生活の知恵とある。
とにかく子供が多い。この部落には小学校が併設されていた。通気性のいい教室がひとつあった。
生徒はご覧の通り年齢的に揃っているような気がした。学年別のタイムスケジュールなのか?
先生は赤ちゃんを背負って教えていた。右下の緑色の箱は見学者に寄付を募るためのもの。
黒板の左半分は数字の書き方と簡単な引き算。右はスワヒリ語の文字と読み方の勉強のようだ。
【LOG in BLOG】05.1.4
このブログで予告しましたように1月3日午後4時30分よりフジテレビ系列で「あいのり外伝」という特別番組がありました。ご覧になった方に現地に行った者として解説させていただきます。
主な撮影場所がリリアンさん(31歳・
[20]参照)の家でしたが、スラム街キベラとして標準的な家ではありません。彼女の家は特別に豪華なのです。応接セットやベッドがありましたが、通常のキベラの家にはそんなものはありません。土間に直接、家族が肩を寄せ合って寝るのです。
それと、住人が13人と多いのですが、リリアンさんの家族と通学中の弟や妹以外に、日本でいう里親…身よりのない子供を預かっておられるのです。でも、まあ、いい番組でしたね。
リリアンさんの妹のスコラさん(18歳)がタレントの加藤晴彦にあてたラブレターの中に素敵な言葉がありましたので書いておきます。
「愛をたくさんくれて有り難う。今日よりも明日がいい日であることを神様に祈っています。」
リリアンさんとマシモニ小学校低学年の生徒たち