18世紀まではアラブ勢力の進出を受けていたタンザニアは、
その後、ドイツの植民地となり、イギリスの統治領にもなった。
それぞれの文化を受け入れ、ミックスされたものが、
現在のタンザニアの姿になっている。
特に、ダルエスサラームはアフリカのイメージとはかけ離れた一面を持っている。
これは市街地にほぼ隣接したバンダ・ビーチというリゾートの中の高級レストラン街である。
この白い壁のショッピング・センターには植民地時代からの歴史が感じられる。
眼前にあるのは島ではなく、半島である。内海が輝いている。心を和ませてくれる風景だ。
ダルエスサラーム湾のまっ青な海、抜けるような空の色。都市の一角とは思えないような静けさ。
もうひとつのエキゾチシズムは教会である。ドイツ教会のルーサー・チャーチ。
鋭角に天に向かう屋根を波止場から見た時は感動した。イギリス教会、セント・ジョセフズ。
なお、タンザニアにおけるキリスト教信者は25%で第3位である。奴隷商人と結びついて反感を持たれているイスラム教が31%と意外に根強く第2位。第1位は部族ごとの伝統的宗教で44%。
【LOG in BLOG】05.1.15
「私たちは大震災で親や兄弟を亡くしただけでなく、住み慣れた家も失った遺児です。
インド洋大津波はお金の支援も大切ですが、早期に食糧などの物資の支援を行い、子供たちが
安全に生活できる環境を与えて、心のケアをして温かく支えてあげてください。」
アデル・グルニッシュくん(13歳)2003年5月、アルジェリアの大震災で両親を失った子供。
ヌルバヌ・ドゥルマズちゃん(9歳)1999年8月、トルコの大震災で父親を失った子供。
本日(15日)、神戸市東灘区の御影公会堂で「7カ国震災遺児・世界子ども会議」という催しがありました。主催は「あしなが育英会」。神戸にはレインボーハウスという施設があり、震災遺児たちに心のケアをしている団体です。各国の遺児たちが自らの体験を述べながらも、インド洋大津波の被災者のことを想う、何ともいじらしく心温まる催しでした。