「旅先で結婚式に出会うことがあれば、遠慮することなく参加するといい。
知り合いでなくてもかまわない。幸せな気分をお裾分けしてもらえるだけでなく、
彼らの思い出の中のワンシーンに残る幸運な来客にもなれるのだ。」
「スワヒリの結婚式」 岡崎優子・著 宝島社
青天の霹靂だった。式の前日に突然「結婚式に出席しませんか」とお誘いがかかったのだ。
美枝子は前回お伝えしたようにネイル・アーチストの所に飛んで行き、手足に描いてもらった。
則二は「文化人類学的に見て結婚式は重要なファクターだ」と訳のわからない講釈を述べる。
我々が急にハイテンションになったので、ワンブラさんが「あなたたちが12月までここに居たら、
もう一回、別の結婚式に連れて行ってあげる」と言った。そんなに長期間の滞在はできない。
挙式は海岸の砂浜の上に白いテントを張って、厳かに…というよりも、事務的に進められた。
新郎はキリスト教徒、新婦はイスラム教徒。「だから教会でなく砂浜で」ということではなく、
これが流行の挙式スタイルらしい。それにしても、こんな真っ暗がりの中でするのは、なぜ?
真っ暗なテントサイドで、金管楽器、木管楽器、バンジョー、打楽器など、10人ほどの楽隊が
賑やかに囃し立てる。馬のいななきのような声を合図に女性たちが主体になって踊り始める。
【LOG in BLOG】05.2.1
今日はこの冬一番の強い寒気が流れ込み、日本海側では降雪が強まっていますが、神戸では午前中こそ自動車のスリップ事故がありましたが、午後は意外に穏やかでした。
寒いということで言えば、確かに寒かったのですが、夕刻にはご覧の通り、重い雲の下に夕日を見せてくれ、ほっとするひとときがありました。