日本では比較的少ないケースではないかと思うのだが、
我々は新郎新婦と何の関わりもない人であった。
しかも、連れて行ってくれたフローレンスさんにとっても、
一面識もない方々の結婚式であった。
関わりがあったのは、披露宴で最初に挨拶をされた、このM氏である。
彼は精神科の医師で、ワンブラさんの親友である。
式の2日前、ワンブラご夫妻と我々が、夕食後、ガーデンタイプの酒場に飲みに行った。
そこにM氏が奥さんを連れてあらわれた。上の写真の左の方がM夫人。
来日の経験はないのだが、知ってる限りの日本語を駆使して語りかけてきた彼と意気投合した。
薄暗いガーデンで大いに飲み、訳のわからない事を語りあった。楽しいひとときとなった。
M氏はこの式の新郎側の親族なのだが、全体を取り仕切っていた。
で、飲んだ翌日、すでにご招待されていたワンブラさんご夫妻に、
「あの日本人を連れて来てくれ」という電話が入ったのだ。
披露宴の我々の席は新郎新婦が座する舞台のすぐ前であった。
彼が我々を結婚式に招待してくれたのは、国際色を出したいという一念かも知れない。
でも、我々としては、招待の理由が何であってもかまわない。
見知らぬ方々に囲まれての結婚式でも充分に楽しめることを、この日、我々は知った。
披露宴だけで約5時間。長丁場だったが、最後まで楽しめた。
日本のように花嫁さんのお色直しはない。新郎新婦ともに出突っ張りである。
主役の二人も、参列者も、疲れることを知らないエネルギッシュな人たちだ。
M氏はこの日は一滴のお酒も飲まずに頑張っていた。
彼の子供たちも正装して式の要所で活躍した。
新郎は日本でいう公務員であることはわかったが、どんな仕事をされているのか不明だった。
新婦は何をする方なのか、最後までわからなかった。
【LOG in BLOG】05.2.7
今日は神戸から大阪に「おのぼりさん」をした。久しぶりである。
梅田に着いて一番に行ったのが「はがくれ」といううどん屋さんである。昼前、11時すぎに行って、20分ほど並んで、食べたのは「生じょうゆセット」800円である。店主の天谷雅之氏が「かき混ぜずに食べるんだよ」とアドバイス。ここのうどんは行儀良く並んでいる。おいしかった。
実は大阪に行ったのはお芝居を観るためだったのだが、その件は後ほど書きます。