カベロは髪型をマサイ族ふうに変えていた。
長くのばして紐といっしょにふとい三つ編みにし、皮製の鉢巻をしめている。
一種の鑑賞品と化したも同然で、彫像のように人から眺められていた。
「アフリカの日々」 アイザック・ディネーセン・著 横山貞子・訳 晶文社
わんぱく小僧四人組と言いたいところですが、この写真にはひとり女の子が混じっています。
どの子が女の子かわかりますか。ヒントは「髪型」です。
正解は右端のザマラーディちゃん。5歳の女の子です。左耳の上にチョンマゲが覗いています。
後ろから見るとこんな感じです。素晴らしい髪型でしょう。 ビューティフル! おしゃれ!
あらゆる讃辞を贈りたいと思います。左の男の子のいがぐり頭が妙に素朴に見えますでしょう。
実はこのような髪型にするためには、母親、ママザマラーディさんの愛情がこもった、涙が出てくるような努力があるのです。娘としても久々の母親とのスキンシップの時間なのです。
基本は、冒頭の
ディネーセンの文章のごとく「長くのばして紐と一緒に三つ編み」なのです。
この親子はマサイ族ではありませんが、どの種族も基本は三つ編みでした。
紐はアクリル製の丈夫な専用の糸を使います。右寄りのハサミの上にあるのが編み込み用の紐です。ザマラーディちゃんは眠っているように見えますが、痛くて眠るわけにはいきません。
ママザマラーディさんは手慣れていますが、2日掛かり、延べ4時間ほどで仕上げました。
【LOG in BLOG】05.6.10
ケニアとタンザニアの音楽と文化に親しむための「東アフリカの風」というイベントが、本日、神戸市灘区で開催され、30人ほどの会場は満席となった。結論から言って、素晴らしかった!
早川千晶さんは北川孝次さんの写真を基にマサイ族の若者たちの暮らしについて語りました。
サカキマンゴーさんがタンザニアのゴゴ民族のリンバを演奏、大西匡哉さんがケニアのドゥルマ人の村の伝統的な太鼓を演奏…ともに若さあふれる熱演だった。次回 LOGで詳報を入れます。
Big Newsです。このblogをご覧の皆様にはお馴染みのキベラの子供たちのCDが出ました。
録音場所はマシモニ小学校で、曲目は主としてゴスペルです。キベラについては左欄のカテゴリの「キベラの子供たち」をクリックしするか、
[24][25]をご覧ください。
*このCDの録音した時のことを早川千晶さんが
ウペポのHPに書いておられます。
レコーディングの最終日、複雑な気持ちになり、涙が止まらなくなった。
小さな無邪気な子供たちなのに、何でそんな仕打ちを受けなきゃいけないの?
それなのに、どうして、あんなに明るい声で
「神様すばらしい」「神様ありがとう」って歌うことができるの?
[60]に載せました、我々、投稿者の唯一の年上の肉親である笹子ばあちゃんが何度かの入退院の末、6月4日他界しました。89歳、天寿を全うしたと言えるでしょうが、寂寥感はあります。
ということで、入稿の間隔が広がりました。あしからず。
タンザニアのワンブラ家から弔文が届きました。英語、スワヒリ語、日本語のミックスです。
Anata wa pole sana, Very Very sorry for grandmother death pole sana.
Gomenee minasani pole sana.
<スワヒリ語の和訳> pole=お気の毒に、可哀相に sana=非常に、たいへん