「パラダイス・ビーチ・バンガロー」
日本人オーナーの三浦砂織さんの経営する宿で、そのきめ細かいもてなしに、
ついつい長居したくなるためか、日本人ツーリストが多い。
何と言っても食事がおいしく、ほかのホテルの宿泊者がここに通うほどだ。
「地球の歩き方 東アフリカ '04〜'05」 ダイヤモンド社
タンザニアに在住している日本の若者が3人揃って、ステイ先のワンブラ家を訪れたことがある。
3人に「もうすぐ、ザンジバルに行くつもりだ」と言ったら、彼らは口を揃えて「パラダイス・ビーチ・バンガローには、ぜひ行くべきだ」と言った。来てみて「なるほど」と思った。
その3人、我々としては大好きな方々なのでご紹介します。(彼らの写真がないのが残念だ)
中和悠くん。精悍な感じの20歳代後半の独身男性。青年海外協力隊として来て、ダルエスサラームからクルマで1時間ほど奥地の森の中の学校で教師をしていた。ワンブラさんとは
ダラダラの中で知り合ったらしい。昨年の年末、任期を終えて帰国。神奈川県におられると聞いている。
山田智穂さん。大学時代にワンブラさんにスワヒリ語を教えてもらい、卒業後、すぐに
JATA toursに就職。この時、社歴1年半ほどであったが、なかなかシッカリした応対で我々はお世話になった。今年春、帰国している。現在、NHKのスワヒリ語の番組に出演しているそうです。
大山心平くん。大阪外大スワヒリ語科の学生で、休学してダルエスサラームに滞在中だった。会った時、則二のような一般ルートからではなく、難しいルートからのキリマンジャロ登山を計画していた。最近、登頂したと聞いた。詳しく話しを聞かせてね、元気いっぱいの心平くん。
この3人に「パラダイス・ビーチ・バンガローは電気や風呂がない宿らしいね」と質問したら、
彼らは「電気や風呂がないから行く価値がある」という、即座には理解できない返答だった。
現地に来て若い感性を何となく理解した。テレビも観ずに、電話もない、静かなシンプルライフ。
厨房にはパソコンまであったのだが、客室は石油ランプ。これは宿としてのポリシーであろう。
屋根はココナッツの葉、壁は白い石灰、2ベッドでひとつのバンガロー。トイレ、シャワー付き。
さて、冒頭の文章のごとく、このパラダイス・ビーチ・バンガローには三浦砂織さんという
オーナーがいるのだが、不運にも日本に一時帰国されていて、我々は会うことができなかった。
彼女の手料理を味わうことができなかったのが残念至極だったのだが、砂織さん、その内、ぜひ。
さて、この写真の左の
マサイ族の方はこのバンガローの
警備員(アスカリ)なのだ。
ザンジバルにはマサイ族はいない。彼は遙々、
アルーシャからの単身赴任である。
大きな体とか雰囲気がいかにもそれらしい。これこそ、この国のサムライである。
右の若者は接客係と思う。日本語が上手だった。
パラダイス・ビーチ・バンガローにはHPが二つあります。
What't New Welcome you!
「日本人が経営する世界の宿」でも紹介されています。
【LOG in BLOG】05.8.17
八ヶ岳の山麓。標高1345m。日本一高い所にある駅「野辺山」に行った。さすがに涼しい。
酪農地帯。牧場がいっぱい。何の手ほどきもなく乗れる馬がいた。賢そうな顔をした馬だった。
40数年前、テクテク歩いていた登山道が、いつの間にか、立派な自動車道になっていた。
標高2127mの麦草峠の白樺林。素敵な景色が手軽に見られるのは良いことなのか? どうなのか?