希望や正義や愛の情念に裏切られることなく、瞬時の中にすべての生を凍結させる。
その永遠に至る方法を、あのキリマンジャロの豹は知っているに違いない、
とヘミングウェイは考えた。
「キリマンジャロの豹が目覚める」 芝山哲也・著 情報センター
ツタやサルオガセが生い茂る密林から、スクッという感じで展望が開けた所に出たら、そこは
マンダラ・ハットであった。最初の山小屋である。標高2729m。4〜8人用のバンガローが並ぶ。
午後2時すぎに到着し、ティータイムとなる。高山病予防のために水分摂取が大切なのだ。
テーブルの上にコーヒー、紅茶など、いろいろな飲物が並ぶ。ポップコーンやビスケットも。
一服したら、「この山小屋の近くにクレーターがあるので」ということで、散歩に出かけた。
クレーターと言っても、随分小さい。大きな樹木が生えていない、少し窪んだ所があるだけ。
キリマンジャロは休火山だから、クレーター(火口)と名が付く場所がところどころに。
クレーターからケニアの平原を見下ろした。どこかわからないがこの山裾には国境線があるはず。
さて、これはタンザニアの代表的な絵画(ティンガティンガ)なのだが、上の山の部分にご注目をいただきたい。左側がキリマンジャロ主峰なのだが、右側にそれよりも高く描かれた山がある。
主峰よりも実際には744mも低い山が裾野のなだらかな斜面に突起している。岩山である。
ロック・クライミングの対象にもなっているマウェンジ峰で、異様な雰囲気だ。肌寒い夕刻。
夕食時にノルウェーの10人ほどの団体がパーティーを始めたので、写真を撮らせてもらった。
このワイングラスを見てください。この高山にこれを持ってきた彼らの情熱に敬服した。
【LOG in BLOG】05.2.28
このブログを始めて6カ月少々になりますが、初めてリンクしてくださる奇特な方があらわれました。と言っても旧知の方で、このブログを始める時にいろいろなアドバイスをしてくださった方ではあるのですが…。七宝焼の作家の土田善太郎さんと奥さんの幸子さんのHPです。
左のメモ帳の中のリンク先をクリックしてみてください。七宝焼ギャラリーが拡がります。ふくろう、猫、テディベア、楽器など、いろいろなテーマで、ブローチ、イヤリング、ネックレスなどが展開されます。デパートやアクセサリー店でよく見かける作品ではありますが…
金沢市の長町武家屋敷の民芸品店で。輪島塗りのアクセサリーと対峙させての展示がありました。